箒に跨り空を飛ぶ

昭和の空気漂う野沢温泉。
また訪れたい、素敵な場所でした。

結局のところ、２日目は
キャンプを放棄して、旅館に泊まりました
だってぇ～‥山田牧場、一人泊は恐かったし‥。



自動的に、バランスのとれた食事が配給されるシステム、素晴らしいww




野沢温泉の素敵なところ、ポイントその1は、
村の人々が温泉と共に生活しているところ。
　

１３の外湯が街中に点在していて、
そこへ村の人たちも毎日入りに来ている。



温泉で野沢菜をゆでたり、卵をゆでていたり。

他の温泉地だと、観光客ばかりが温泉を楽しんでいて、
地元の人はしら～っとしていたりするけれど、
ここは、温泉が彼らの生活に根付いているのです。

１３の外湯のうち、３か所に入れさせてもらいましたが、
いつも誰かしら入浴されていました。

そして、老若問わず、背中に吹き出物が一切ない。
（ここ重要です）温泉効果??



温泉玉子を冷やすための水道って、おもしろいww




ポイントその２。
道祖神さまの存在!!

道祖神という神様が、夫婦一対になって、
家の玄関やお店の軒下に、
大小さまざま、個性豊かに祀られているのです。

沖縄でいうシーサー的ポジションかしらｗｗ


↑農協に大きくそびえたつ道祖神さま。
私の身長に程近く、どっしりとかまえていらっしゃいました。



↑電柱と一体化している道祖神さま。省スペースで無駄がないですねｗ


↑りりしいお顔の旦那様と、優しそうなお嫁さん。
おそらく、お嫁さんが三歩下がって歩くタイプです。


↑民族的お二人。


↑いい感じな雰囲気のお二人。スナックの前にて。
こっちが恥ずかしくなるｗｗ


↑「一応２人で立っているけれど、わたしたちはもう終わったのよ」
といわんばかりの奥様。仮面夫婦だな、こりゃきっと。


↑たぬきに追いやられながらも、けなげにひたむきに立つお二人。
狭く苦しい生活の中でも、二人で幸せを見出していそうです。


↑そして、泊まった旅館のお二人。


すべて手づくりなので、
一体一体に個性があり、表情があり、
眺めていると、夫婦間の会話が聞こえてくるよう。

仲のよさそうな夫婦、逆に冷めきっていそうな夫婦。

なんだか、人間の夫婦を見ている気分。


旅館の宿主さんに聞いたところ、
道祖神さまが、別々のペアと一緒になることもあるのだとか。
それって、離別ということ??

三角関係なんてこともあるのかしら??

道祖神さまも大変ですねぇ。


で、道祖神さまってどういう神様？

この神様は「八衢比古神（やちまたひこのかみ）」（男）と「八衢比賣神（やちまたひめのかみ）」（女）と伝えられている。容姿が非常に見苦しいため婿にも嫁にも行けずにいたこの二神が結ばれたところ、めでたく男子が出生したという。縁結びと子宝の神である。

野沢温泉観光協会より抜粋

らしいです。
店主さんからもいろいろお話を聞かせてもらったのですが、
歴史に詳しくない私には、ややちんぷんかんぷん‥。ゴメンナサイ。






ポイントその３
野沢温泉村、とある苗字がやたらと多い。
　

　

１０分歩くだけで、この看板の数。
全国の「久保田」さん!!
多いようで少ない「久保田」さん。
地味なイメージの「久保田」さん。
小学校の頃のあだ名は
「久保田利伸」か「久保田ハウス」の「久保田」さん。
みなさんのルーツはここかもしれませんね!

わたしの身近な知人にも久保田さんがいますが、
あのコの実家、このへんなんだわね








野沢温泉の人々はみなさん親切。

わたしの宿探しに全力でかけあってくださった観光協会のみなさま。

雨の中でキャンプをしていたことを聞いて、
｢ここに（道具を）干しとけば明日には乾いているから｣
と気軽にスキー板の乾燥部屋を貸してくださった宿主さん。

外湯で気さくに声をかけてくださった村人のみなさま。

たくさんの方の支えがあったからこそ、
今回の旅は充実したものとなりました。

感謝、感謝。



また来ますね～!!







そんなこんなで、一人旅を終えてきたわたくしですが、
やっぱりツーリングをするにも、
キャンプをするにも、
自分の身を守るということについて
今一度よ～く考えなくちゃいけないなと感じた旅でした。

いっぱい冒険もしたし、
いい出会いもあったし、
緑の中何十キロも走っていられて心地よかったし、
すごーーーーーーく!楽しかったけど、

いろんな人に心配かけてしまったし、
事故がなかったからよかったけど、
あってもおかしくはなかったし。

外遊びに危険はつきもの。

事故なくこれからも楽しくやっていきたいから、
ちゃんとオベンキョしよっ!!

まずはツーリングウェアから考え直します。

というわけで。おしまい。
長々とお付き合いありがとうございました!!