箒に跨り空を飛ぶ

父方の祖母と祖母の弟が、我が家にやってきました。

↑東北の人って強いっ!と感じた、祖母の一言。

2011．3．21　追記しました。
2011．3．25　追記しました。
2011．3．26　追記しました。

おひさしぶりです。

東北・関東大震災から1週間。

ブログを読んでくださっている皆様が
無事でありますことを願っています。









わたくしごとですが、

わたしの生まれたところ、両親の実家は、
福島県双葉郡楢葉町（ナラハマチ）というところです。

毎日のテレビや報道で、
ピンとくる方も多いかと思います。

第一原発から２０km、
第二原発から１０kmのところで太平洋沿岸にあります。


小さな町ですから、実名を出せば、
きっとわたしの正体もバレてしまうことでしょう。フフフ!






家は津波で全壊しました。


１〜２日たってから、
祖父母や叔父・叔母、従姉妹と連絡がとれるようになりました。


全員、いわき市の避難所で生活を送っていましたが、


昨日、無事首都圏へ自主避難することができました。

（茨城の親戚の家と、わたしの実家へそれぞれ避難しました）








この１週間、
正直なところ、気が気ではありませんでした。

祖母がせん妄になっていないか、
ちゃんと服薬はできているのか、
放射性物質による被曝は大丈夫なのか、
ご飯や水分はとれているか、脱水になっていないか。暖はとれているのか。



考えるとツラくて、
生きた心地がしませんでした。


こうしてパソコンに向かうこともできず、
ただ通勤し、いつもの８割程度の仕事をこなすことで精一杯でした。



少ない情報の中、
向こうからかかってくる公衆電話の情報をたよりに、
何を準備しなければならないか、
次はどう動いたらよいか、
家族で話し合い、行動していました。





まだまだ被災地に残られている方はたくさんおられます。

うちよりひどい被害に見舞われている方がたくさんいます。

一方で、全国各地で被災者の受け入れが始まっています。


一刻も早く、
被災者の方が、
安心できる生活ができるようになることを、
願うばかりです。






蛇足ですが、
わたしは、都内に勤める看護師です。
これまでたくさんの死に直面してきました。
日々、辛い現実に突きたたされています。



だから、
このブログでは明るい話題だけ。
くだらない、タメにならないことばかり書こうと、
ブログ立ち上げ時から思っていました。



なので、
次の記事を書くときは必ずいつものアホな感じで
参りたいと思います!!!!

しばし、このブログはお休みになるかもしれませんが、
わたしは元気ですよ!!!



それと、、
わたしは東京も被災していると思います。
不安や恐怖は吐いてしまったほうが楽になりますよ。

わたしの場合は怒りとして現われました（＾＾；）
職場長に向けて‥（苦笑）
ま、そんなことはおいおい話します。


本業のほうでも、
被災者（患者さん）の受け入れが始まりそうです。

まだまだ問題は山積みですが、
一先ずはホッとしています。

無理をせず、本業を頑張っていきたいと思います。

応援、よろしくお願いします!!


2011．3．21　追記

３日前の自分は、なんとまぁ、個人情報丸出し、
ひとりよがりの駄文を書いているんだ‥
と恥ずかしいかぎりなのですが、

この時の気持ちは、この時のものとして、
正直にとっておこうと思います。


振り返ってみると、
地震が起きてから町内の避難所に祖母を避難させ、
さらに次のいわき市内の避難所に避難を誘導してくださった方、

祖母に炊き出しを分けてくださった方、
避難所で祖母の面倒をみてくださった方、

その他、
たくさんの方々に支えられて今の無事であるこぶた家があると思うと、
感謝してもしきれません。

いつか必ず、しっかり顔をあわせてお礼がしたいです。

そして、
わたし自身も、ツイッターやメールで
仲間から励ましをもらいました。

その場その場で、
１人１人にちゃんとお礼の返事ができなかったのが、
心にひっかかっています。

本当にありがとう!!


復興までは長い道のりになるかとは思いますが、

ひとつ目の大きな大きな山を乗り越えたこぶた家としては、
この先の山々も、
きっと団結して乗り越えられる気がします。


風評被害だと？
そんなの関係ねぇ（笑）!






2011．3．25　追記

とは言っても、
高齢者をいきなり２人抱えることになった我が家は、

なかなか不便なことも多く、

うまくいっているとは言い難いです（＾＾；）


しかし、２人が元気でいてくれていることが
心の支えになっていることも事実です。


いろいろな葛藤があります。
娘として、看護師として、市民として、
状況が変わっていく中で、
自分は今何をしなければならないのか。

娘としてなら、
祖母、祖母の弟の生活を支えること
両親の心労、負担を少しでも軽くすること

看護師としてなら、
今いる病院での業務をこなすこと

市民としてなら、
節電し、
買いだめなどせず、冷静に行動すること

そうだとわかってはいても、
何か他にできることはないかと、
心を落ち着かせるために募金してみたりする。


頭の片隅に、
楢葉の流された家のこと、瓦が落ちたままの家のことがある。
半壊で済んだ家も、
ここ最近の雨で、かなりやられているだろう。


その他、ここには書けない
いらぬ心配まで抱え込んで、
自滅しかけるおバカな私。


そんなこんなで
２週間自問自答しながら
暮らしていたけれど、
結局、答えも少しの閃きも出てこなかった。


うーん。
やっぱり暗くなってしまう。
いかん、いかん!!


こてつが癒し猫として、よく頑張ってくれています。
彼がこぶた家を救っているのかもしれません（＾＾；）





2011．3．26　追記

ネットに疎いので、情報源は大方がテレビからで、
同じ報道の繰り返しにちょっとうんざｒ‥‥‥でしたが、
こうして地域を思って頑張ってらっしゃる議員さんもいる
と知って、なんだか勇気づけられました。

（恥ずかしながら、政治にも疎い私‥‥‥。スミマセン。。）


１１分５０秒ほどたったところから、
私が特に知りたかった情報を述べてらっしゃいました。



感じ方はそれぞれだと思います。


その事実はツライ。

想像しただけで、悲しい。

しかし、現実に少ない人員・物資の中で、
それは優先度の高いことなのか、
これだけ広範囲で被災された方がおり、
命にかかわっている方が多くいると、
そこばかりに｢支援を!支援を!｣というのも‥？な気がします。



しかし、わたしはこの事実を知ることができてよかったです。

そして、この事実に目を向けて、支援を求めてくれる
議員さんがいるということを知れてよかったです。


情報がないと、
自分の中で嫌な空想が膨らみ、
悪い方向へとばかり考えては、塞ぎこんでしまっていましたから‥。


‥‥相変わらず、まとまってない文章ですね‥ｍ（_　_）mご勘弁。


日々、被災地で従事されている自治体職員、自衛隊、原発関係者の方々、
被災されている方には、頭が下がる思いです。

本当に、ありがとうございます。